元旦の能登の大地震は改めて自然の絶大な力を私たちに見せつけ、多くの人々がその破壊力に生命と生活を奪われました。
間島秀徳はその報に接して、2011年3月11日の東日本大震災を目の当りにして生まれてきた作品「天地無常」の、当時の制作への衝動にふたたび突き動かされました。
もう展示の構想は出来上がっているようで、制作にかかっています。
彼が描かなければならないのは記録でもなく、喪失と混乱と不安への共感でもありません。
この常ならぬ天地の動きが見せたエネルギーの姿です。水という生命のゆりかごが破壊のエネルギーをはらんだ時、どんな相貌なのか。
どんな展示になるのでしょう。6月を期待いたしましょう。