12月14日(木)~25日(月)苧坂恒治 作陶展
2018年は平成30年 謹賀新年 |
今年も変わらぬご愛顧を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。 お客様それぞれが楽しめる企画を、と無い知恵を絞ります。 画廊は1月10日から営業いたします。 常設として少し前の間島秀徳さんの作品をかけます。 お茶のお稽古日なので、一服差し上げられるでしょう。 |
山月紋蓋付偏壺 |
青釉蓋付花入れ | 塩釉瑠璃彩茶碗 | 山月紋合子 |
山月紋 大鉢 | 鉄絵銀彩 盛鉢 | 青釉 木の葉皿 |
ボルサリーノ・ボーラ |
山月紋香炉 |
12月の苧坂さんは恒例になって、待っていてくださる方があります。 今年は香港やロンドンやら海外への出品があり、国内の個展もあって、ウサカ先生は忙しかったはず。 にもかかわらず、待っていてくださる方の為に、閑々居に132点を揃えてくださいました。いつものヘンテコリン系は、二つの帽子、ランダム多面体水指、四つ足香炉、街景大壺、等々。 国籍不明系は、偏壺、蓋付花入、青釉の数々、とんがり花入、5本足の盤、など。 カップや茶碗は、赤絵も塩釉も彩紋も細やかな手業で面白く、大小様々並びました。よくもまぁー、こんなにいろいろの意匠を考え付くものだ、と眺めながら、「オリジナルな手法だけが持っている広い未来」という重要なことに思い至りました。 苧坂恒治のオリジナリティーのスゴさを再確認したのです。 いくら独自の手法でも美なる質を持っていなければ人を引き付ける力にはなりません。ましてやアートといえるものにはならないと北條は考えるのです。 美なる質を生むためには幾つもの技の複合と調和が求められ、新しい技法も必要になり、その上、陶芸には焼成というオマカセ過程も加わりますから、たーいへんです。日々の研究と、制作の集中と緊張と・・・加えて天性の遊びこころ。 やっぱり「苧坂恒治」はめったに居ない、独自の道をどこまでもゆける人だと思うのです。 |