7月19日(木)~31日(火)間島秀徳 EXHIBITION Cosmic Garden
7月 7月19日(木)~31日(火) 間島秀徳 EXHIBITION Cosmic Garden |
これはKinesisシリーズの一環です。 この言葉がギリシャ語で「生成」というような意味を持っているというのは何度も書いてきました。 今回、間島秀徳が「キーワードは、Kinesis、枯山水」だというのです。はて? Kinesisはアジアの概念だと思い当たりました。 ギリシャ語「生成そして変化、消滅 / Kinesis」は創造主を奉ずる世界では受け入れられない概念ですけれど、東とは共有できたでしょう。仏教やヒンドゥー教、もっと東の道教あたりでは教義の中心にあるではありませんか。 そこで「庭」ですが、中国の庭は陰陽五行の風水を整えて、清らかな気の流れを人工的に作り出す場所として考案されました。日本でも中国系帰化族、蘇我氏が最初に、池に島を浮かべた庭を造って「島のおとど」と呼ばれたりしています。道教したので、仏教系ともめたのですね。 間島秀徳のCosmic Gardenは、制作の行為をKinesisとしてきたところから、もうひと押し突き放して「存在」とは?と問いかけて来る作品になってきました。 いつもながら、彼の思索の深さと表現への執念に感服する閑々居であります。 |